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尾崎紅葉の明治二〇年代 馬場美佳 笠間書院ショウセツカ トウジョウ ババ,ミカ 発行年月:2011年02月 ページ数:293p サイズ:単行本 ISBN:9784305705365 馬場美佳(ババミカ) 1974年生まれ。
筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科各国文学専攻(日本文学)修了。
博士(文学)。
筑波大学大学院人文社会科学研究科博士特別研究員を経て、2005年より北九州市立大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 紅葉から「読む」ために/第1部 「小説家」への過程(改良世界の諷刺画ー『風流京人形』論/人情世界に再編される脚色と趣向ー『二人比丘尼色懺悔』論)/第2部 「小説家」という方法(貞婦の“心理”ー『夏痩』論/「小説家」のパフォーマンスー『伽羅枕』論(1)/“心理学”的一代記ー『伽羅枕』論(2)/「小説家」の贖罪ー『むき玉子』論)/第3部 「新世界」を仮構する(拝金宗の「世界」ー『三人妻』論/清玄の行方ー『心の闇』論/マイ・ハーフの思想ー『多情多恨』論)/「小説家」を引き受ける 紅葉作品は“近代小説か否か”という従来の視点から抜け出し、同時代に存在した数多の小説群の中で相対的に捉える試み。
紅葉自身が意識していた、素材や場面を用いて小説“世界”を構築する“趣向”という創作の観点から解析することで、紅葉作品の意義を検証。
同時に作品から見えてくる「小説家」尾崎紅葉の輪郭を描き出す。
本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・は行 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)